1 00:00:00,000 --> 00:00:06,540 たうちが人手に渡るのを多いに残念がったが、自分のものでないから仕様がなかった。 2 00:00:07,780 --> 00:00:14,940 あなたがもう少し年をとっていらっしゃれば、ここがご相続はできますものをとしきりに砕いていた。 3 00:00:16,080 --> 00:00:21,440 もう少し年をとって相続はできるものなら、今でも相続はできるはずだ。 4 00:00:22,280 --> 00:00:27,480 婆さんは何にも知らないから、年さえとれば兄の家がもらえると信じている。 5 00:00:28,720 --> 00:00:33,400 兄とおるは火曜に分かれたが、困ったのは木曜の行く先である。 6 00:00:34,360 --> 00:00:36,540 兄はもろん連れて行ける身分でなし、 7 00:00:37,140 --> 00:00:42,300 木曜も兄の尻にくっついて九州くんだりまで出かける木はもとおなし。 8 00:00:42,920 --> 00:00:47,240 と言って、この時の俺は予定犯のやすげ宿にこもって、 9 00:00:47,840 --> 00:00:51,820 それすらもいざとなれば直ちに引き払わればならぬ始末だ。 10 00:00:52,700 --> 00:00:55,580 どうすることもできん、木曜に聞いてみた。 11 00:00:56,340 --> 00:01:05,980 どこかへ方向でもする聞かね、と言ったら、あなたがお家を持って奥様をおもらいになるまでは、仕方がないからおいの厄介になれまして。